子供に筋トレさせると身長が伸びない?小学生の筋肉と子供に適した筋トレの仕方について
2021/02/05
「子供に筋トレさせると背が伸びなくなる」「成長に悪影響を及ぼす」という話を一度は耳にしたことがあるでしょう。まことしやかに語られている話ですが、これはほとんど迷信です!小学生の子供にとっても筋トレは、成長の上で大切なんですよ。この記事では、子供の筋肉の発達や、子供に適した筋トレの仕方についてまとめました。
ライター:福山市のトランポリン施設・ホッピンマッシュ!運営AKIKO
- 小学生の子供も筋トレをしよう!筋トレにまつわるウソほんと
- 「筋トレしたら背が伸びない」は迷信!
- 現代の子供にこそ必要な筋トレ
- 子どもは筋肉痛が起こらない?筋肉の種類について
- 遅筋・速筋の違い
- 小学生の子供に適した筋トレの仕方
- 神経系発達のため非日常的な動きを楽しく行う
- 自重トレーニングを行う
- 動きを正確に行うことを目的にする
- 子供の体格や筋力に合わせたトレーニングを行う
- まとめ
目次
1.小学生の子供も筋トレをしよう!筋トレにまつわるウソほんと・筋トレがおすすめな理由について
「筋トレしたら背が伸びない」は迷信!
一昔前、トレーニングをすると関節や骨などに悪影響を及ぼすという説は、一般的なものとして語られてきました。しかし冒頭で述べたとおり、子供に筋トレをさせて背が伸びなくなったり、悪影響を及ぼすことはありません。それどころか、筋トレを行うことで、成長ホルモンの分泌を促すため、身長を伸ばしたり、身体の発達を促すことができるんです!
ものすごい高負荷なトレーニングを積んで、身体に合わない動きをし続ければ、関節に影響を及ぼすこともあるかもしれませんが…怪我をするほどに延々筋トレをし続けられる子は、ほぼいないでしょう。というか、その条件下だと、大人であっても危険ですね。
そもそも子供は筋トレをしても、ムキムキになったりはしないんですよ!
現代の子供にこそ必要な筋トレ
現代の子供たちは、昔に比べて外で遊べる環境が少なくなりました。ゲームなど室内で行える娯楽の発展や、防犯の観点から子供を外に出さなくなったことにより、子供はあまり外にでなくなっています。昔は野山を走り回って勝手についていた筋肉が、現代の子供たちのライフスタイルでは自然につけることが難しくなってしまいました。
運動する機会が少なくなってしまった子ども達の身体の発達を促すために、自宅でできる筋トレはとても効果的。危なくない程度に、その子にあった形でトレーニングを行うのがおすすめです。
また成長ホルモンの増加のほか、筋トレは集中力を増すという効果も。落ち着きのない子のメンタルトレーニングとして取り入れても良いでしょう。
2.子どもは筋肉痛が起こらない?筋肉の種類について
子供は筋トレをしても意味がない、また子供は筋肉痛にならない、というのもよく言われていますね。これは筋肉の発達と、その種類の違いによるものです。
遅筋・速筋の違い
筋肉には、「遅筋」と呼ばれる筋肉と、「速筋」と呼ばれる筋肉があります。(正しくは筋繊維の種類なのですが、ここでは割愛します。)
①遅筋(ちきん)
持久力を出すときに使われる筋肉です。使ってもほぼ大きくなりませんが、使うほどにエネルギーの生産効率を高めることができます。繊維が赤いため赤筋とも呼ばれます。
②速筋(そっきん)
瞬発的な力を出す際に使われる筋肉です。使われるとどんどん大きくなり、使えるエネルギー量が増えていきます。筋肉痛になるのはこの筋肉です。繊維が白っぽいため白筋とも呼ばれます。
遅筋は陸上長距離選手の筋肉、速筋は短距離選手やアメフト選手の筋肉をイメージすると分かりやすいでしょうか。
このうち生まれたときに持っているのは遅筋のみ。成長し、10歳頃になると速筋ができてきます。子供が筋肉痛にならないというのは、速筋をまだ持っていないから、なんですね~!!子供が筋トレしてもムキムキにならないのも、速筋が無い、またはとても少ないためです。
(参考:https://style.nikkei.com/article/DGXMZO34623820X20C18A8000000?page=2)
ちなみに、お魚に白身魚と赤身魚がいるのもこの遅筋・速筋の種類から来るものです。タラやカレイは、瞬発的な力が出せるスプリンタータイプのマッチョ!すごい距離を泳ぐマグロなどは真っ赤な身で、長距離選手タイプ。面白いですね~!!
3.小学生の子供に適した筋トレの仕方
まだまだ未発達で、筋肉を大きくすることが難しい小学生の子ども達。しかし身体の成長のためには、トレーニングで筋肉をつけることもとても大切です。子供の筋トレはどのように行うのが正解なのでしょうか。
神経系発達のため非日常的な動きを楽しく行う
11歳くらいまでの子供は、神経系が著しく発達します。このくらいの子たちは、パワーを出すためや持久力のために筋トレをするというよりも、技術の習得、身体を動かす練習として筋トレを行うのがベスト。
遊びとしてスポーツを経験させてあげ、楽しく身体を動かすことが一番です。投げる、ぶら下がる、跳びあがる、飛び降りる、テニスや野球など道具を使った動きなどは、日常生活の中にはない動きですね。様々な動きを経験させることで、身体の動かし方を覚えさせることができるでしょう。
自重トレーニングを行う
筋肉のできていない子どもに、高負荷なトレーニングを行わせてはいけません。ごく軽い荷重か、自重によるトレーニングが良いでしょう。このとき、子供たちが回数など量で競い合うと負荷をかけすぎてしまう恐れがあります。子供が回数や速さなどにこだわりすぎないよう気を付けてあげましょう。
動きを正確に行うことを目的にする
筋肉を大きくするのは、子供にはまだ無理があります。身体のできている大人は、限界まで身体を追い込む筋トレが推奨されますが、同じことを子供に求めないようにしましょう。
それでは何を目的にするのかというと、大切にするのは動きの正確さです。
神経系の発達が著しい11歳以下の時期は、複雑な動きの習得に向いているとされています。イメージした動きを正確に行う練習をさせてあげるのが成長のためには効果的。監督する親が正しい形を知っておき、鏡などを使いながら子供に教えてあげると良いでしょう。
子供の体格や筋力に合わせたトレーニングを行う
子供たちは体格の個人差がとても大きいですね。同じ5年生でも、大きな子も小柄な子もいます。子供に筋トレをさせるうえで、彼らの体格や筋力に合わせた内容にしてあげることがとても大切。負荷をかけすぎないことを意識して、無理のない程度で運動させてあげましょう。
まとめ
神経系がぐんぐん発達する11歳以下の子供たち。この時期の筋トレは成長ホルモンの分泌を促し、身体の発達を助けてくれます。集中力が増す効果があるのもポイントですね。
家にこもりがちな現代の子供たちの身体は、走り回って遊んでいれば自然とついたはずの筋肉がついていません。筋トレは、普段動かさない筋肉をしっかり動かすことで、バランスよく身体を発達させる助けにもなります。
速筋がまだ未発達な彼らに高負荷なトレーニングはさせられませんが、正しい形を意識して筋トレを行うことは、身体の動かし方を覚えるためにとても効果的。イメージ通りに手足や身体を動かせるようになることは、その先どんなスポーツをする際にも役立つでしょう。
監督する親が知識を持ち、子供の筋トレをサポートしてあげられると良いですね。
▼神経系発達のために複雑な動きを習得させるには、トランポリン技の練習はとても良いですよ!
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福山市のトランポリンパーク・ホッピンマッシュ!
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広島県福山市引野町4-11-1
筋トレのためのマッスルエリアができました!小学生の子に重たい器具は使ってもらえないけど、スクワットなどのやり方はお教えできますよ。
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